FXで利益を出せていない人に注目していただきたいのは、トレードをするときの時間帯です。
夏(サマータイム)と冬でも為替市場の開いている時間帯が違うので取引する際に注意しましょう。
また、FXは時間帯によって、明確に癖のようなものが存在し、市場ごとに活発になる通貨ペアも違うので、その特徴をしって是非トレードに活かしていただきたいです。
最近、トレードすることに慣れてきたけど、なんとなく苦手な時間帯と得意な時間帯がある気がする。


何となくでもそれに気が付けたら大したものだよ!
どういう事か説明していくね!
CONTENTS
一日に数回あるトレードチャンスを生かす
1.オセアニアー東京時間 【夏 3時~16時 冬 4時~16時】
オセアニア時間は流動性自体は低く、ボラティリティが小さいのでそこまで大きなトレードチャンスはありません。
しかし、注意すべき点がありオーストラリアは、鉄鉱石の約9割を中国に輸出しているため、中国の影響を大きく受けやすいです。
そのため、中国の経済指標(GDP、消費者物価指数、小売売上高等)を注視しましょう。
中国の経済指標次第では大きく動くこともあります。
そして東京時間はレジスタンスラインとサポートラインを意識したトレードになるのでレンジ相場になりやすいです。
日本人は、スキャルピングトレードが好きなので小幅のレンジを行ったり来たりしやすいです。
また、日経株価や、突然の経済ニュースも入りやすい時間となるので、FX以外の情報収集も欠かさないようにしましょう。
2.ロンドン時間 【夏 16時~翌2時 冬 17時~翌3時】
ロンドン時間は市場規模も大きくなるので、通貨の流動性も活発になります。
東京時間が終わるころに、市場が開くので東京時間のトレンドをそのまま引き継ぐのか、またはそれを覆すのか、少し難しい時間帯ではありますが、トレンドに乗れた場合、大きな利益が見込めるポンド系の通貨がうごくので、トレーダーに人気の時間帯でもあります。
3.ニューヨーク時間 【夏21時~翌6時 冬 21時~翌7時】
世界で最も大きな市場、そしてロンドン市場とも時間がかぶっていいるので、1日の中で最も値動きが激しいので、大きく利益を得たいなら狙い目の時間帯です。
また、サラリーマンのような昼間トレード出来ない方でもこの時間なら勝負できるので見逃すことのできない時間帯です。
市場ごとに癖がある
オセアニアー東京市場
この時間帯は比較的、落ち着いた値動きとなることが多いです。
日経など、日本の株価に影響される場合もあるので、経済ニュース等もしっかり把握しておくとトレードしやすいでしょう。
また、いわゆるゴトー日(5,10 ,15,20,25,30日)は企業の決済等で円安になりやすいので、ゴトー日にはJPYとクロスした、ドル円やユーロ円通貨を選ぶと面白いです。
サラリーマンの方とかは、デイトレードやスイングトレードが多いので、この時間に仕込むことも多いですね。
ロンドン市場
ロンドン市場は、東京時間ではほとんど動きを見せなかった、ユーロとクロスした通貨が動きを見せます。
ユーロドルやポンドとクロスした通貨、ポンド円などがおすすめです。
オセアニアー東京時間ではほとんど動きを見せなかった、ユーロ系の通貨も、動き出すので、16時半ごろを狙って取引しても面白いです。
ニューヨーク市場
ニューヨーク時間では1日で最も出来高が高くどの通貨も値動きが活発になりますが、やはりUSD系の通貨は抑えておきましょう。
また、最近では人気の高いGOLD(ゴールド)もおすすめです。
この時間は、非常に大切な、経済指標が発表されることが多いので、指標発表のある日は、トレードをしないか、lot数を低くするなどして、リスクオフは必ずしましょう。
動きやすい時間帯、動きにくい時間帯がある
1.市場の間は、レンジになりやすい
各市場が開いてから、終盤に向かい始めると、通貨の流動性が小さくなり始めます。
主な市場の合間の時間などは相場の流動性に欠けるので、あまりおすすめできません。
価格の変動性が乏しい相場は利益が少なく、メリットが小さいので、避けるのが得策といえます。
やはり、価格に変動のある相場のほうが稼ぎやすいので、最初のころは価格が良く動く時間帯の時にエントリーするように心がけましょう。
また、経済指標等のない深夜~早朝にかけても値動きが穏やかになり、トレンドも発生しにくくスプレッドも大きく開く場合があるので、トレードビギナーの方は、あまりやってはいけない時間帯ともいえるでしょう。
2.逆の動きになる時間帯がある
FXは時間帯によって、全然違った値動きとなります。
日本時間15時~17時頃の、いわゆるロンドン市場が開く時間帯は、その前のオセアニアー東京時間を否定するかのように、それまでとは逆の動きになる傾向が強いです。
これは、スキャルピングトレードや逆張り手法が好きな日本人トレーダーと主に順張りの海外トレーダーの狙いの違いもありますが、午前中に得た利益を利確する動きとも言えます。
そういう事だったんだね!


時間帯ごとに癖は明確にあるから、それを把握できれば、もっとトレードの成績も良くなるよ!
番外編 窓開け(窓閉め)トレード
FXは市場の開いている、平日のみのトレードとなりますが、為替レートは土日でも動いています。
そのことによって、日本時間の土曜の朝に閉まってから月曜日の朝に市場が開くまでの間に、為替価格の乖離が生じます。
これにより、チャート上のローソク足の間に空間が生まれ、価格が飛んでいるように見えます。
そして、この開いた空間は、75%の割合で埋めるようにローソク足が推移するといわれているので、そこを狙うトレーダーも多く存在します。
開いた空間を窓ととらえて、開けた窓は閉めようということで、窓開け(窓閉め)トレードと呼ばれています。
ダマシなどはなく、インジケーター等も必要ないため、初心者の方におすすめで、この方法なら、なかなか勝てないという方も再現性が高いので是非挑戦していただきたい手法です。