FXはトレード技術や、メンタルなど様々な要因によって、成功したり失敗することもありますが、その中でも私が注目したいのはこの大衆心理です。
FXで利益を安定的にあげるときに無視はできない要素なので、是非深く知っていただきたいです。
CONTENTS
FXにおいての大衆心理とは?
大衆心理とは
大衆心理とは、ある集団において、自分の意思に反し、その集団の意向に合わせ、その流れに任せてしまう状態のこと。
日本人は大衆心理に合わせる傾向が強い
日本人は実生活でも大衆心理に合わせる傾向が強く、それはFXトレードの傾向にも表れやすいです。
しかし、FXにおいて、大衆心理を上手く使って練習すれば利益をだせるので、単なる国民性とみていかず、注目してみていきたいです。
大衆心理をトレードに活かす
大衆心理に従う
大衆心理に従う、つまりFXの中での大衆心理とは、トレンドが起きている場面で、その相場に順張りすることです。
FXの市場規模は想像も出来ないぐらいの大きさなので、強いトレンドが出ていたら、その意向に乗ることで利益を出し勝てることが出来ます。長いものには巻かれろというパターンですね。
大衆心理に抗う
大衆心理に抗うとは、つまり、トレンドが出ている相場において、逆張りでポジションを持つということです。
大きなトレンドが発生していても、永久にトレンドが続くことはありません。どこかで、落ち着いた動きになる、もしくは反転するということが起こります。その傾向をいち早く察知して逆にポジションを持ち、逆張りトレードを仕掛けることによって、利益を出す手法です。
トレードはメンタルが影響する
トレードに影響する3つの効果
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、簡単に説明すると、人は利益より損失のほうが心理的に大きく感じるという事です。
これは、FXトレードにも顕著に表れ、含み益よりも含み損の方へのアクションがみられ、収益が出ている場合は損失を避けるために例え利益が小さくても利益確定しやすく。その一方で、含み損が出来てしまった場合、それを取り戻そうとしてより大きなリスクのあるトレードをしてしまう傾向があるとされています。
認知的不協和
認知的不協和とは、心では理解はしているが行動が伴っていない状態です。
これは、分かりやすく日々の生活のなかから説明すると、明らかにこれを食べたら太るという食べ物を、分かってはいるけど食べてしまう行為のことを指します。
頭や理屈では理解していても、実際には相反する行為を行ってしまう。
FXトレードで言うならば、絶対にポジションを持ってはいけない場面であったのに、値ごろ感でトレードしてしまう、いわゆるギャンブルトレードですね。
ギャンブルトレードは、たまに上手くいくこともあるかもしれませんが、FXで安定して利益を上げていきたいという方はギャンブルトレードなんてすぐにやめてください。
そんなことをしなくても、FXで利益を上げる事なんて出来るのですから。
ヒューリスティック
ヒューリスティックとは『発見的手法』と呼ばれる心理学用語で、必ずしもその答えが、正しいとは限りませんが、それまでの経験則によってある程度正解に近いところまではことを運ぶ思考法のことです。
つまり、今まで経験した事柄で得た、勘といったところでしょうか。
FXトレードに活かすには、勘だけでトレードしてはいい成績は残せませんが、今まで経験したこと、つまり見たことあるようなチャートの形であったりローソク足のプライスアクションを思い出して、次はきっとこのような値動きをするだろうと、トレードの予想を大方つけられるようになります。
ロンドン市場は、大衆心理と逆に動く場合が多い
オセアニア~東京時間(日本時間8時~11時頃まで)を経てロンドン時間(日本時間16時頃)に入るときには、それまでオセアニア~東京時間でのトレンドを否定するかのような値動きになる場合が多いです。
これには様々な要因が考えられますが、市場規模がニューヨーク市場に次いで大きいロンドン市場の値動きなのでこの癖はしっかりと注視しておく必要があります。
大衆心理を意識する重要性
相場の動きを読む
FX市場には、個人投資家や機関投資家といった種類に分かれますが、圧倒的に影響力を持っているのは機関投資家です。
機関投資家がどのような意向なのかを見極めるの考え方を持つことが相場で利益を上げることの鍵となります。
機関投資の狙いを読む
機関投資家は個人投資家が損切りしそうなところを見極めて、仕掛けてきます。
多くの個人投資家が、ロスカットしたときは、値が動きますので、その動きで利益を上げることを狙っています。
個人投資家たちが俗にいう、『養分にされる』ということですね。
そうされないために、機関投資家が何処で仕掛けてきそうなのか、機関投資家の側になった気持ちで相場を読めるようになると自ずと結果もついてきます。
大衆心理をトレードに活かす
他の人が何処に狙い目を付けているか考える
値ごろ感や自分の勘だけでトレードしてはいけません。
いわゆるキリバンや直近の高値、安値で意識されることが多いので、ローソク足の急激な動きには反応ぜず、根拠をしっかり持ったところでトレード出来るように心がけましょう。
機関投資家のダマシを意識する
機関投資家は、反対方向に売買を仕掛け、そこに引っかかった個人投資家を根こそぎ刈り上げるようなことをよく仕掛けてきます。
いわゆるストップ狩りと呼ばれるものですね
これも、ある程度経験を積むと回避できます。トレードする前にしっかりトレードプランを立てて大きな取引がありそうなところを見極める目を持つことが大切です。
ローソク足のヒゲはダマシ前提だと考えておく
ローソク足のヒゲは逆張りのサインとして有名ですが、これはある値に達してそこか逆行する可能性を示しています。
ローソク足のヒゲが出た場合、その値から反発する可能性が高いので、注意してみるようにしましょう。
まとめ
FXにおいては、メンタル面も重要な要素の一つなので、大衆心理といった、他の人の考え方をトレードに活かし、様々なパターンを練習することで、自分の思惑とは逆に動くような場面でも、利益あげらるような手法も確立できるため、是非大衆心理を意識したトレードを心がけてほしいです。