FXには様々な用語が存在して、FXを始めたばかりの時は何が何だか分かりませんよね。
そんな初心者の方に向けて、ここでは超入門と題してFX関連の用語を分かり易く解説していきます。
CONTENTS
FXで聞くスプレッドって何?
そもそもスプレッドとは、FX(外国為替取引)に使う用語で、FXでは買う時と売る時では、通貨ペアのレートが異なります。
スプレッドとはつまり、注文時の通貨の買値(Ask)売値(Bid)の差(乖離)を指しています。
このスプレッドは、ご自身が使うFXブローカーによって異なり、また、そのブローカーの口座ごとでも大きく違うので注意が必要です。
また、取引する際のシチュエーション(時間帯や、経済指標発表時など)によっても、スプレッドの開きが違うのでしっかり確認するようにしましょう。
スプレッドは通貨ペアごと違う
スプレッドは、全ての通貨ペア共通で同じということはなく、各々の通貨ペアによって、異なります。
また、USD/JPYのようなメジャーな通貨ではスプレッドは狭く、逆に南アフリカランド(ZAR)などとクロスしたマイナーな通貨では、スプレッドは大きくなる傾向があります。
スプレッドって言っても大きな金額じゃないから気にしなくても大丈夫だね!


甘いよ! トレード回数が少ないトレーダーならそこまで気にする必要はないけど
トレードの回数が多いトレーダーは後々の利益に直結するから、ちゃんと注意して口座選びとかをしなくちゃ駄目だよ!
FXをする際にかかる費用
トレードする際にかかる費用は主にこの2つです。
スプレッド
前述のとおり、外国為替の買値(Ask)と売値(Bid)の差
取引手数料
これは主に、海外FXブローカーでは、スプレッド0を謳った口座や、スプレッドが極めて狭い口座で適用されるもので、原則固定となっていて変動しません。
スプレッドにしても、取引手数料にしても1回のトレードにつき1回費用がかかるので、デイトレードやスイングトレードといった長期的な取引手法だとそこまで、注視することしなくても大丈夫ですが、スキャルピングトレードのような、1日の中で、何回も取引きするようなトレーディングスタイルの場合、スプレッド、そして取引手数料の費用は、収益を考えた際に無視することはできないので、スキャルピングトレードが主な方は、FXブローカー選び、そして口座選びを間違えないようにしましょう。
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スプレッドが広がる時間帯やシチュエーション
スプレッドは常時同じ開きでは推移していません。取引きする際の状況によって、拡がったり、狭くなったりするので、その点に注目してトレードするようにしましょう。
日本時間の早朝
日本時間の早朝5時ごろから7時前ぐらいまでは、スプレッドは広がりやすく、あまりトレードすべき時間ではありません。
経済指標発表時
重要な経済指標発表時などにも、スプレッドは広くなりがちです。もともと、プロのトレーダーや、トレード上級者は、重大な経済指標発表が予定されているときは、トレードを控えるので、ここもあまりトレードをすることは望ましくありません。
トレードしたとしても、少額の取引に抑え、しっかり損切りラインを決めて取引しましょう。
スプレッドはどのようにして決まる?
証券会社は、トレーダーが取引した、スプレッドや取引手数料から収益を上げているため、トレーダーがたくさんいる時間帯や、突発的な出来事が想定しえない通常時などは、比較的、スプレッドは安定しています。
しかし、トレーダーが少ない朝のような時間帯や、FXブローカーが損をしそうな大きな経済指標が発表されたときや、大きな値動きが突然起きた場合にスプレッドは大きく開きます。
スプレッドの計算方法
スプレッドの表し方は2つです。
銭
円がクロスした通貨ペア 1円=100銭 1銭は0.01円
PIPS
日本円を含まない通貨ペア
1PIPSがいくらかは通貨ペアによって異なる。
スプレッドが1銭の場合は、100通貨の取引で1円のコスト 1万通貨の取引で100円のコストになります。
ここで注意していただきたいのは、取引量をあらわす『lot』ですが、国内FXでは、1lot=1万通貨、海外FXでは通常、1lot=10万通貨となっていて国内FXから海外FX、また、海外FXから国内FXとトレードをする際に、通貨の桁が違うので、取引する際に確認しましょう。